日本エネルギー会議

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グランドオープン

パチンコ屋の新聞広告チラシに「何月何日グランドオープン」などと書かれていることがある。グランドはグランドピアノのように、大きな・壮大な、と言う意味なので、ただのオープンよりも大きく壮大な開店かと思っていたら、パチンコの場合、新装開店、リニューアルオープン、グランドオープンとあり、新装開店は新しいパチンコ台に入れ替えた、リニューアルオープンは内装を入れ替えた、グランドオープンはほんとうの新規の開店らしい。

「スマートジャパン」というサイトで見つけたのだが、宮崎県椎葉村では運転開始後、60年が経過した村営の水力発電所を日本工営に発注して新型水車に取り替えるなど設備の更新をする。出力を高め、固定価格買取制度(FIT)を適用することで、売電収益を約3倍に高め、設備投資も数年で回収することができるという。

水力発電や火力発電の設備は老朽化が進み、特に火力発電はこのところ酷使しているので、故障による夏場の停電が心配されている。火力発電の世界ではコンバインドサイクルが導入され、この40年で従来型から見れば、最新鋭の火力発電所は効率が50パーセント近くも改善されている。

日本は、その卓越した技術力で、平均的な火力発電所の熱効率もアメリカ、ドイツ、中国、インドなどを凌駕してワールドチャンピンである。もし、これらの国の火力発電所を日本の最新鋭に置き換えることが出来れば、地球温暖化対策は相当に進展するだろう。

目下、再生可能エネルギーのほとんどを占める水力発電も、頼みの綱の火力発電も老朽化が激しい。これをピンチと捉えるだけでなくチャンスとして、リニューアルオープン、グランドオープンすることで、高価な燃料を効率的に使い経済性を上げるとともに、環境問題の解決にも貢献出来ることに着目すべきだ。

原発もこの50年間に35万キロからはじまり、50万、80万、100万、130万と次第に大型化することで、発電単価を確実に下げてきたが、残念なことに、福島第一原発の事故によってグランドオープンはおろかリニューアルオープンもままならない状況にある。これをなんとか再稼働させることにより、綱渡り状態の需給を少しでも緩和して、火力発電所をリニューアルする余裕を創り出す必要がある。

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