日本エネルギー会議

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ねずみの被害

 最近、一時帰宅した大熊町の知人からねずみの被害がすごいと聞いた。古い木造の町営住宅では、
隙間からねずみが侵入し住処とし、柱などを齧っているらしい。ねずみ算と言われるように、
その繁殖力は恐ろしい。二ヶ月に一回の一時立ち入りでは、到底対処出来ない。
雨漏りした木造家屋はシロアリが繁殖しやすい。
 原発事故で住民が避難したあと、野生化した牛やダチョウが家に侵入したり、車に衝突したりしたこと
が盛んに報道されたが、最近では牛をあまり見かけなくなった。
 苦情を受けた県が、牛を集めて薬殺する仕事を民間に委託したので、ほとんど牛がいなくなっている。
それに以前は道路を車で走っていると、必ずやせ細った犬や猫を見かけたが、先週帰宅したときは
一匹も見ることはなかった。野生動物に食われたか、餌がないので死んだのだろう。
もともと、タヌキ、ハクビシン、キジ、イノシシ、リスなどが多く見られる原発周辺の里山では、猛烈な繁殖
と生存競争が起きている。
 この季節に、いわき市から海沿いの国道6号線で北上すると、広野町あたりから印象は一面の
黄色い 野原だ。昨年と比較して、外来種のセイタカアワダチソウが圧倒的に多くなり、ススキなどの
在来種を駆逐してしまった。
これも繁殖力が強いので、今年もこの真っ黄色な花から莫大な種が蒔かれ、どこまでも広がって行く。
高さは背丈ほどにもなって、日陰になった草花や低木なども枯らしてしまう。
 園芸をやった人なら誰もが、最強の雑草の一つであるスギナを知っている。この雑草は根が
数十センチも深く、刈り取っただけではすぐに生えてくる。全部掘り起こすか、強烈な除草剤を
まくしかなく、手に負えない多年草の雑草だ。私の庭ではこれが徐々に増えている。庭木は蔦など
ツル科の植物にやられないようにしなくてはならない。落葉樹を中心に意外と揚々としているが、
スギナが生えてきたのでは苔を張った庭を元のように復活させることはほぼ困難だ。
自然とともに暮らそうと毎日努力をして来た人たちは、どうしようもない状況にため息をついてばかりいる。 

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